👧が、日能研より、入試速報会資料をもらってきました。資料は2種類あり、日能研全体のもの【①】と、通っている校舎からのもの【②】。
例年は、校舎にて開催される速報会も、コロナ影響でオンライン(動画配信)となってしまいましたが、動画の説明で使用されたのは、後者の資料【②】でした。
この【②】は、非常に興味深く、かつ、今後に向けて参考になるものでしたので、後半で詳しく振り返ります。
もちろん、【①】の情報も、2022年の中学入試の全体を理解するのに有益ではありますが、こちらは皆さんもお持ちなので、私の気になった点のみを簡単に触れたいと思います。
日能研全体の資料【①】
まず注目したのが、2022年入試のキーワードは、「堅実」との表現。
コロナ禍もあり、「長期化しないように、手堅くチャンスを伺う(午後入試をうまく使う)」というのは、受験生の親の心理としては、(うんうん、そうだよね~)という感じです。
最悪、コロナに感染してしまうと、受験の機会すら奪われてしまうリスクもあるので、早い段階で通いたいと思える学校の合格をもらっていきたいと考えた方が多いのではないかと。
その結果、1月には、埼玉や千葉受験で1つは合格をもらっておき、2月1日・2日午前は、チャレンジ校ではなく、実力相応校を受験→午後は、少し余裕のある抑え校を受験。
2日までに合格できれば、3日以降は、チャレンジ校受験 or 中学受験終了!のどちらかへ。
こんな計画だと、まさに「堅実」な受験ですよね校
なんとなく、2023年も同様の傾向になりそう(根拠ないですが)。
あと、個人的に注目したのが、入試結果の「実質倍率」です。
出願者数や形式倍率はよく目にするのですが、実質倍率が重要ですよね。
例えば、1月10日の栄東(男子)は、最も多い出願者数・約3000人!ですが、合格者も約2200人!!
実質倍率1.3倍なので、R4偏差値の割には、まだ合格を得やすいのではないかと思います。
一方、2月1日午前で、最多出願者である約1200人を集め、なおかつ実質倍率2.5倍の開成は、真の狭き門ですね。(まったく、雲の上のレベルなので、想像つきません!)
6年生になったばかりで、まだまだ志望校を決めるような時期は先ですが、併願作戦は、親がしっかりと考えるべきだと思いますので、2022年の結果や2023年の受験者動向を踏まえて、責任を果たしたいと思います!
👧の通う校舎の資料【②】
こちらの資料は、これまで感じていた疑問点や不明点に関する情報が多数掲載されており、本当に参考になりました!!
特に参考になった3点の情報について、説明します。
その①:各クラスの平均偏差値と進学先の平均偏差値
まずは、これです!
ここ最近、このブログにも繰り返し書いていましたが、👧のクラスダウンを申し出ようか、非常に悩みどころでした。
理由は、算数の成績が低迷しており、👧の実力に合ったクラスで授業を受けるべきと思っていたからです。
ですので、現在、👧が所属しているM1クラス(1年先輩ではありますが)の偏差値はどんなもんなのか?は、判断の一助になるはず。
気になる各クラスの年間平均偏差値は、ざっくりこんな感じでした(資料ではデジタルな数字がでていますが、ここではぼやかしています)。
クラス | 平均偏差値 |
M2 | 60前半 |
M1 | 55あたり |
A3 | 50くらい |
A2 | 45少し上 |
A1 | 40くらい |
う~ん、個人的に想像していたより、クラスの平均偏差値はそれ程高くないような・・・
この情報からすると、クラスダウンまではする必要はなく、現在のM1クラスで頑張るのが妥当に思えます。(日能研から下のクラスでと言われるかもしれませんが)
そして、進学先の平均偏差値は、どのクラスでも、平均の持ち偏差値以上でした!(素晴らし~)
特に、A2・A1クラスでは、平均偏差値を大幅(4~5以上)に上回る偏差値の学校に進学している!!
また、約80%の生徒が、自分の持ち偏差値以上の学校に合格しているとのこと!
こんな情報をもらえると、(1年間しっかり頑張ろう!)と前向きになれますよね。
その②:各中学に合格した生徒の最高偏差値と最低偏差値
この情報の趣旨は、「1年間で、偏差値は伸びる可能性を秘めているので、現時点の成績で、志望校を決める必要はない」ということですね。
特に、合格者の最低偏差値に注目して、「希望を持って、努力しよう!」ということかと思います。
ただ、最終的に、合格者の最低偏差値(R2以下)あたりなのに、受験するのは正直無謀でしょう。(あくまで、今の時点であきらめる必要はないよ。というメッセージだと捉えています。)
それでは、具体的に少しだけ見てみると・・・
(選択した学校に特に意味はありません。また、合格者の最高・最低偏差値の数字は丸めています)
ほぼすべての学校で、合格者最低偏差値は、R2を下回っていました。可能性はゼロではないということですが、我が家ではそんな考えはないです。。
◆1月校
学校名 | R4 | 合格者 最高 | 合格者 最低 |
浦和明の星1 | 64 | 74 | 57 |
淑徳与野1 | 59 | 74 | 49 |
大宮開成女子1 | 52 | 65 | 45 |
栄東A1女子 | 59 | 74 | 54 |
渋幕1女子 | 69 | 74 | 61 |
獨協埼玉1女子 | 43 | 60 | 34 |
◆2月校
学校名 | R4 | 合格者 最高 | 合格者 最低 | |
開成 | 72 | 77 | 66 | |
麻布 | 67 | 72 | 62 | |
武蔵 | 66 | 71 | 59 | |
桜蔭 | 67 | 75 | 65 | |
女子学院 | 67 | 74 | 62 | |
雙葉 | 65 | 71 | 59 | |
吉祥女子1 | 61 | 68 | 56 | |
山脇学園A | 49 | 57 | 42 |
その③:校舎の合格実績
敢えて詳しくは書きませんが、御三家の合格数は、前年比約1.5倍!
その他の超難関校も、前年と比較して、増加傾向にありました。
(👧には、無関係の学校ばかりですが、自分のことのように嬉しい~)
気になるM1クラスの合格実績は、男女ともR4偏差値で50台後半の中学がメインですね。
(城北・立教新座・浦和明の星・淑徳与野・大妻・香蘭・立教女学院・栄東などなど)
クラスの年間平均偏差値からすると、妥当なところでしょうか。
年間の平均偏差値を、その子の実力とすると、それより少し上の中学に合格できているので、教室としての指導力(あと一押し、合格させる力)も安心できると感じています。
全体の結論としては、これからの1年間、👧が通う校舎を信じて間違いない。
あとは👧が頑張るのみ!
私もブレずに、親として果たすべき役割をしっかりとすると共に、最大限のサポートをすることをここに宣言致します(笑)
ということで、本日もご清聴ありがとうございましたm(__)m
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